令和3年4月
神戸大学大阪クラブ(一般社団法人 大阪凌霜クラブ)
理事長 宮本又郎
一般社団法人大阪凌霜クラブは、凌霜会(旧制神戸高等商業学校の同窓会組織)の大阪支部として1934年に創立された大阪凌霜倶楽部をルーツとしています。1976年に多数の先輩のご尽力により、交通至便の一等地大阪駅前第一ビルの現在地に常設のクラブ施設をもつに至りました。
2002年からは母校神戸大学の百周年を機会に、神戸大学全部局の卒業生を対象とするクラブに変わり、2011年には法人化いたしましたが、本年4月から、『神戸大学大阪クラブ』と改称し、名実ともにALL神戸大学のクラブとして再出発することにいたしました。(登記上の法人名は「一般社団法人大阪凌霜クラブ」です)。
神戸大学学友会大阪支部(従来の「神戸大学学友会大阪クラブ」を名称変更)、凌霜会大阪支部を併置することについては変わりなく、それぞれの本部と連携を取りながら会員へのサービス向上を図って参ります。
「神戸大学大阪クラブ」としてのリスタートするにあたり、クラブの本質、存在意義は何かについて、改めて以下のように再定義し、これを前提にクラブの制度改正、運営改善策を立案、実行して参ります。
1. 神戸大学大阪クラブは、通常の同窓会組織ではなく、神戸大学関係者有志の交流と親睦をはかる社交クラブ、懇親クラブであること
2.会員が常時集える場所が存在すること。何らかの形で飲食提供機能があること
3.クラブの運営に必要な経費は会員が負担すること
4.会員はクラブの運営に参加する権利と義務を有すること
クラブでは、同窓会、会議・研修、講演会、音楽会、同好会の活動など、多目的に利用できる設備を備えて、会員、ビジター共に有意義な時間を過ごしていただける場を提供しています。ここ数年、クラブの財政状態は必ずしも順調ではなく、さらにこの度のコロナ禍で大打撃を受けましたが、「禍転じて福となす」、これを機会に、守りの姿勢ではなく、運営体制の一新、飲食提供形態の工夫、イベント新企画等々、会員のみなさまの協力を得ながら、前向きな改革に取り組んで参ります。
みなさまが、母校神戸大学に寄せる思いを持ち寄り、世代を超えた全学同窓生の交流と研鑽の場として、本クラブを大いに活用されることを願ってやみません。